サーチュインとミトコンドリア

2011-07-14

寿命を延ばす遺伝子サーチュイン(Sirtuin gene)は、誰もが普通にもつ遺伝子で普段は眠ったままの状態ですが、カロリー制限で軽い飢餓状態をつくりだすか、レスベラトロールを
服用すると、次のような働きを開始します。

(1)    ミトコンドリアを増やす
(2)    遺伝子の修復
(3)    免疫細胞の正常化
(4)    テロメアの保護
(5)    脂肪の燃焼
(6)    インスリンの効きを良くする
(7)    活性酸素の消去
(8)    炎症物質の抑制
(9)    劣化ミトコンドリアの消化

ヒトの老化の原因はミトコンドリアだと言われます。
ミトコンドリアは細胞の中でエネルギーをつくりだす重要な器官ですが、年をとると弱ったり、減ったりします。そのため年をとると息切れをしやすくなるのです。

年をとりミトコンドリアが弱ると、活性酸素という有害物質をだすようになります。
この活性酸素は出会うものすべてを壊します。美容上の悩みである、しわ、しみ、白髪の原因は、この活性酸素が、皮膚の細胞を壊すことが主な原因だと言われています。

また、この活性酸素が脳の神経細胞を壊すと、物忘れや認知症につながります。
寿命を延ばす遺伝子サーチュインが作動すると、ミトコンドリアの中で活性酸素を
消す物質が盛んにつくられ、活性酸素が漏れださなくなります。

これが脳や肌など全身の細胞で行われた結果、ヒトの肌、血管、筋肉の若さが保たれ、
寿命が延びるのです。
レスベラトールを摂ると、サーチュイン遺伝子がONになり、ミトコンドリアがどんどんつくられるようになるので、若々しくなるのです。

出典と引用:6月12日にNHKテレビで放送された、 あなたの寿命は延ばせる ~発見!長寿遺伝子~ より大部分の引用させていただきました。

 

過去の記事一覧

2024年の記事
2023年の記事
2022年の記事
2021年の記事
2020年の記事
2019年の記事
2018年の記事
2017年の記事
2016年の記事
2015年の記事
2014年の記事
2013年の記事
2012年の記事
2011年の記事
2010年の記事
2009年の記事