ビタミンCと過酸化水素

2011-10-18

過酸化水素は医療用の消毒剤として使用されており、我が国では、オキシドールという商品名で呼ばれています。 皮膚にかけると、シュワッと白い泡のでる消毒剤ですが、
高濃度ビタミンC点滴は、血管の中で、この過酸化水素に分解されます。

高容量のビタミンCは血管内に入ると、過酸化水素(H2O2)となり消毒・殺菌後、
過酸化水素分解酵素であるカタラーゼによって、速やかに水と酸素に分解されます。

高濃度のビタミンCは血管内から、がん細胞へも浸潤し、ここでも過酸化水素を発生しますが、がん細胞はカタラーゼを持たないため、直接、オキシドール(過酸化水素)による殺菌・消毒作用を受けて細胞死へと誘導されます。

では、過酸化水素を直接人体へ取り込むことは可能なのでしょうか?
実は可能なのです。過酸化水素はブドウ糖に溶かすことによってネブライザーによる吸入も可能ですし、静脈注射も可能で、冬場のウイルス性疾患の治療に有効とされています。ただし、ビタミンCと異なりコラーゲンの生成がない点と、副腎においてアドレナリンの原料とはなりえませんので、QOLの改善はないでしょう。


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