わたしのクリスマス

2012-12-24

クリスマスの夜をみなさんはどのように過ごしているでしょうか。
わたしは年賀状の整理をしている。

今年は、いつもにも増して喪中のあいさつを多くいただいた。
ということは、わたしの年齢が増し、お世話になった人々も年をとってきたということになる。そう考えるとどこか寂しい。

5年ぶりに年賀状を年内に出すことができた。それだけ仕事も私生活も落ち着かなかったということか。人にはある年齢になると、収まるべきところがあり、自分で意図しなくても自然に落ち着く節目のような時期があるという。

夕方、知人がおとずれ、母親がガンの宣告を受けたと相談された。
大腸がんで余命が3か月という。本人はピンピンしており、まだ自身の人生の残りを知らないという。あまりに短い余命に知人はうちひしがれ、かける言葉がなかった。

同時に医師という仕事を選んでよかったとも思った。なぜなら頼られ相談してもらえるから。知人はこの相談をボクにしてくれたのだ。

夕食はそばだった。ひとそれぞれにいろいろなクリスマスがあると思う。わたしのクリスマスは、いつものように仕事のように終わった。それで満足だ。

 

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