うつ状態へのプラセンタ療法

2013-08-01


プラセンタが、“うつ状態”をやわらげることは、
意外によく知られる現象です。
おそらくは治療を受けた人が口伝えに言うのでしょうし、
術者のほうもまたそういう実感を得やすいからでしょう。

うつ病を考えるとき、遺伝子レベルで何か関連がある場合と、
環境への反応として適応障害的な抑うつを起こしている場合の、
2つの側面を考慮しながら診断をします。

前者だと2年を超える病期はないハズだし、放置しても2年以内には
自然寛解するだろうし、そういう時期があるハズです。
後者のほうは、思春期以降(反抗期)に、自分が他の人たちと何となく違う
という異質性に気づいて落ち込むストレス性が要因なので、
合理的な解釈を自分で得られないかぎりは、抑うつ状態は続きます。
だから考え過ぎ、頭の使いすぎで疲れているのが特徴です。

わたしはプラセンタが効いているのは、後者のタイプだと感じます。
後者はあくまで消耗性疾患で、前者 “うつ病” とは異るのです。

家でゴロゴロしてしまうタイプや、閉じこもりタイプのうつ
のかたが、久しぶりに社会に出るための起爆剤(準備剤)として、
ご家族に勧められて、プラセンタ点滴を求めておいでになることがあります。
こういう場合は、自費になりますが、上記のお話をしたうえで期間を設定し、
集中的に取り組むコースをご提案しています。

Key Word: プラセンタ点滴、うつ、大分、大分市、こころの先生クリニック

 

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