「 パズルの有効性(前編)『算数が苦手な方へ』」-院長インタビュー#2-

2018-05-19

カテゴリー: 院長インタビュー

聞き手
聞き手

こころの先生クリニックホームページのトップページの写真は、院長が”今、患者さんに伝えたいこと”の想いを込めて選定したものを、随時掲載しています。
2018年5月の写真は「パズル」です。

聞き手
聞き手

今月(2018年5月)のホームページトップの写真はパズルですが、どのような想いでこの写真を選ばれたんですか?


2018/05の写真

院長
院長

算数が苦手だったり、読むことが遅いことを気にしているお子さんや社会人の方へトレーニング法のひとつとして、この写真を選んでみました。

聞き手
聞き手

国語や社会と比べて算数だけが苦手な方、、、特に女性が多いですね。


院長
院長

幼児期のころには割と気にならないのですが、小学校高学年から中学2年生くらいにかけて、はっきり自覚するようになりますね。
「私は算数が苦手だ」と。


聞き手
聞き手

先生の言われる算数とは具体的にはどんなイメージでしょうか?


院長
院長

わかりやすく言うと、計算問題のことです。かけたり割ったり分数にしたりカッコでくくったりなどの計算ルールがどうもしっくりこない為、最後の解答が合わないのです。


聞き手
聞き手

算数って「計算」ととらえても良いのでしょうか?


院長
院長

はい。少なくとも、中学校までの算数・数学は計算だと考えています。


聞き手
聞き手

それができないと、大人になって何が困るんでしょうか?


院長
院長

大人になって何が特別に困るという感覚は無いでしょう。
ただ、大人になる前の段階、具体的には、学校での数学の成績の伸び悩みや、それによる理系か文系かの選択の幅が縮まる事、つまり職業選択の幅が縮まる事が挙げられます。
情緒的な面でいうと、算数以外の能力は高いのに自分はダメなんじゃないのか?と信じ込んでしまう自尊心の低下が起きるでしょうね。


聞き手
聞き手

それが、パズルとどのような関係があるんですか?


院長
院長

例えば、読む事が遅い人には文法の穴埋め問題を解くのに役立つでしょうし、次に来る文節を推測するトレーニングにもなるでしょう。
算数の苦手な人には法則や規則性を学んだり、推理力をつけることに役立つでしょう。


聞き手
聞き手

先生のいう「パズル」ってこの写真のようなジグソーパズルの事ですか?


院長
院長

いえ、あらゆる種類のパズルが有効だと思います。立体図形のパズルやコンピューターゲームも。
読むのが遅い方でしたら、クロスワードパズルも良いでしょう。


聞き手
聞き手

コンピューターゲームですか?スマホアプリでも良いですか?


院長
院長

はい。書くという動作を、キーボードを打つ・画面に触れる、画面をなぞるという動作に置き換えられたことはパソコンの大きな功績だと思います。


聞き手
聞き手

今回のインタビュー記事はここまでですが、パズルの有効性はまだあるようです。後半の記事をお楽しみに!(後編の記事へ→)

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