診断書の作成には、長い経験と専門知識が必要になります。
言葉の1つ1つで、職場や関係機関に、あなたの苦しみや立場を医学用語に置き換えて説明します。労働者には、次のような診断書を作成しています。
休職診断書、復職診断書、傷病手当金診断書(休職診断書)、
主治医意見書(ハローワーク)、傷病証明書(失業保険診断書)、
精神障害者保険福祉手帳診断書(障害者雇用へ使用)
自立支援医療費制度診断書(公費負担制度)
どうして良いかわからない
仕事を続けて良いか決断や判断ができない
もし、この3つの症状があるときは、会社を休んだり辞めることも視野に入れた、ご提案をしています。
なぜかと言うと、それ以上、脳を痛めないほうが良いからです。
人は疲れてくると、袋小路に追い詰められていくような感覚(もはや打つ手なし)になります。
でも、実際は違います。
誰かに相談し、ちょっとだけ立場や視点を変えてみるだけで、案外たやすいことが見えてきます。そして、ほんの少し、ほっとした瞬間を経験するだけで、次の道が見えてくるものです。
デイケアは、3つに分かれています。
1.休業中の生活習慣を整えるためのデイケア
2.転職するまでのデイケア
3.復職のためのデイケア
休業に入り、1か月半~2か月経つと、毎日家にいる事に不安を感じるようになります。特に夜の不安は強く、何度も目が覚めたりパニックになったりします。
時代の流れのスピードが速く、特にコロナの時期に入ってからは予測困難な社会になっています。
現在の自分に将来があるのか?、このままで本当にコロナ後の社会に適応できるのか?あるいは、転職できるのか?、引きこもりになってしまうのではないのか?
などの、「強い孤独と恐怖」を感じるようになります。
そのような不安を解消するためには、日常生活で良い行動のパターン化を行い、無意識の思考と行動を整える。そのうえで復職・転職までの計画を立て、具体的に取り組める新聞の切り抜きや、業務日誌(治療日誌)を作成・提出し、実際の面接に忠実な模擬復職面談や産業医面談を経験するなど、リアルな就労支援対策を医学の立場で行っています。
それが、私たちのデイケアです。
下記に「無人島」の実例を紹介します。レゴは、課題選びが大切になります。
「無人島」という題材は、ほとんどの人が無人島に行ったことがないので、想像力を働かせられる、楽しいアクティビティになります。
その一方で、就労支援という点では、レゴの一つ一つのパーツを組み立て、一つのテーマに沿ったものを作る課題遂行能力を養う事ができます。同時に、「無人島」という共同体を作る作業は、社会の中で与えられた仕事をこなす事にもつながりますので、「想像力」と「就労支援」を楽しく行うことができます。
毎朝のレクチャーは、3年間、月曜~土曜まで毎朝続いており、復職に豊富な経験を有する、精神科医師、カウンセラーらが交互に担当しています。
メンタル不調の再発防止を目的とした休職中の過ごし方や、休職からはじまり復職へ、離職から転職へのロードマップのガイダンスを行っています。
2階クリニック本館で行っています。
ビタミンC点滴・ビタミンカクテル点滴・グルタチオン点滴・プラセンタ点滴を、その日の体調に合わせて選んでいただくことが可能です。過労による、脱水・栄養低下・熱中症の治療も行っています。
話すことで不安が取り除かれます。公認心理師、産業カウンセラーによるカウンセリングを実施しております。
公認心理師による認知行動療法を行っております。
近くの公共施設を利用して、バレーボールやバスケットボールを行います。バレーはプロリーグの指導もあります。
1FスタジオにてDIYや園芸、壁塗り、床塗りなどをリワークメンバーで行っています。
リワーク・デイケアでは治療の一環として食育プログラムを実施しています。デイメンバーから、その日の担当者を選び、メニューの決定、買い出し、調理、盛り付け、試食まで行います。デイメンバーは自分の好きなプロセスに参加でき、和気あいあいとした人気プログラムです。
そのほか、
・日本経済新聞の切り抜き、コラムの写書
・大在の神社、本館、1Fスタジオの清掃などボランティア活動を行っています。
・貧血のあるかたに向けた低圧酸素療法ご希望により、体質・体調に合わせた、ビタミン点滴を行うこともできます。
4階 自習室の360度写真です
時間 | 活動内容 |
---|---|
8:30~ | 朝の講演 |
9:00~ | 活動内容メニュー表から各自の活動を選択し行動を起こします。 |
月曜日にはSST(社会生活技能訓練)や小論文・公民の授業があります。
火曜日は、体育館で軽スポーツをします。
それ以外の時間は勉強をしたり、課外・課内活動を通じて、仲間との交流を深め社会復帰を目指します。
リワーク・デイケアとは
職場を休職中の方、復職を目指されている方、これから職を探したい方に向け、厚生労働省が指針を示した滞在型の社会復帰プログラムです。
精神科の医療機関が治療行為として行い、健康保険制度が適応されます。
わたしたちのリワーク理念
あなたの人生の成功を願う
この単純なメッセージが私たちの理念です
毎週月曜から土曜(祝日を除く)の8:30から参加可能です。
ご都合により、時間は調整できます。
各種健康保険が適用されます。 自立支援制度を利用されますと1割負担になります。勤務先などへの報告書作成には、所定の料金がかかります。
詳しくは、お電話でお問い合わせください。
※治療に継続性と一貫性を持たせるため、当クリニックに通院中の方を対象にしています。
リワーク・デイケアに興味があり、ご利用を希望される方は、当院までご連絡をください。内容に応じ医師が面談し、リワーク・デイケアの可否を判断しております。
いつ開催しているのですか?
毎週月曜から土曜(祝日を除く)の8:30から開催します。
まずは週1日で参加したいのですが…?
現在の体調や、残された休職期間によって判断いたしますので、院長にご相談ください。
どのような人が対象ですか?
メンタル不調により仕事が出来ない方、院長により妥当性があると判断された方です。
昼食はどうすれば良いのですか?
リワーク・デイケアは復職を念頭に置いているため、原則、給食のご提供はございません。しかしながら、食育プログラムの一環としての試食は毎日行います。
病状は回復し、そろそろ復職したいと思うのですが、会社からは、
リワーク・デイケアへの参加を求められています。
職場が求めているのは、職務遂行能力回復の証明だと考えられます。
現在、自宅静養中で症状が安定していても、長時間の仕事が
ストレス下でできるかどうかは職場にはわかりません。
リワーク・デイケアでは、集団プログラムを通じ、仕事に必要な体力の回復、
判断能力、決断力の回復を判定しています。職場が求める復職基準に十分な
対応が出来るものと自負しております。
クリニックの特徴を教えてください。また、どんな患者層ですか?
当クリニックは大分市の東部に位置し、山側に工業団地、海側に臨海工業地帯に挟まれた労働者のメッカです。労働者のメンタル不調に関しては大分県内でも最も多い症例を診ており、地理的・企業的な風土を熟知しております。大分東部の復職を目指す方々を、あらゆる側面からお手伝いできます。
利用開始の目安はありますか?
休職後すぐからのご利用が、経験的には正しいです。
利用期間に決まりはありますか?
休職期間中が対象になります。ただし、デイケア利用中に復職された方、通院中の患者様で休職寸前の健康状態の方は休職をしていなくても対象となります。
この場合、週1回のデイケアもしくはナイトケアの対象となります。