これらの症状を持つ人は、対人関係がうまくいかないことがよくあります。それは、生来のわずかな不器用さから、学校の先生や先輩、上司の機嫌を損ねてしまい、生きるためのテクニックを学ぶ機会を逃してしまう為です。
学校や職場に適応するためのノウハウの集積が乏しくなると、ストレスが溜まりやすくなり、成功体験よりも失敗体験にばかり目が行くようになり、その結果、自信の喪失、気分もふさぎ込みがちになります。
ですが
当院は、大人のADHDの薬剤療法と認知療法を積極的に行っています。
ストラテラ、コンサータなどのADHD治療薬も状態に合わせて処方しており、
成人発達障害では大分県下で最も高い処方件数を誇っています。
また、高校生・中学生のADHD治療には、睡眠作用に優れた「インチュニブ 錠剤」を使用しており、不登校の相談も承っております。
ADHD治療薬の特徴
発達の偏りを持ったまま成人期を迎えると、ちょっと変わったもののとらえ方や考え方をします。
ADHD傾向の方でしたら、安易にとらえて、失敗するとひどく落ち込み周囲の目を気にする現象や、ASD(アスペルガー)傾向の方は、自分の頭の中の期待値の高さからくる現実との溝を埋められない、職場や学校での不適応が特徴的です。
これらの特性を実際の生活と思考場面に即して理解・納得していく作業が大切になります。