最新の発達障害について

2013-12-03

先週末は発達障害の勉強会で大分を離れた。
この領域も進化している分野の1つで学習は欠かせない。
数学や物理には正しい解答があるが、医学を含めた科学領域では、
その時代、その時代の常識の影響を受けるため日進月歩的に解答の変遷を認めている。
すなわち、今日のベスト・アンサーは明日には間違っている可能性があるのだ。
だが、新しい知識を吸収することはすべての分野で必要となる。可能性のために。

発達障害の領域も、そんな科学領域のひとつだと思う。

さて今回の勉強会で一番驚いたのは、従来の考え方では別物として扱っていた、
ASD(自閉性障害を指し発達障害とほぼ同義)と統合失調症とについて

最新の知見では15~20%で移行例を認めるというのだ。
ASDのなかでも高機能と呼ばれるIQ80以上の患者グループでは、
深刻に思い悩むケースがあるため精神的に破綻をきたすのだという。
そのため「気持ちの切り替え」と「悪いほうに物事を考えない」
患者指導(家族を含めた)が大切になるという。

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