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大分市 大在地区の心療内科/精神科(精神科専門医研修施設)

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パニックを静める④

ニコチン・コーヒー・アルコールなどの嗜好品がパニック発作を招くことは
古くから知られています。

特にタバコには最も注意が必要で、ニコチンは吸った瞬間には
抗不安に作用しますが、その後は反動性に不安を強めてしまいます。
コーヒーに含まれるカフェインには、眠気をとり、気持ちを興奮させる作用
があるため、うつ気分のある人は自然と欲しくなります。
だいたい日本人の40%近くがカフェイン過敏性をもつため、
大量に摂ると(コーヒー5杯くらいで)心臓のドキドキ感や恐怖感、吐き気、
イライラ感、震えが出現してくるという報告もあります。
タバコと缶コーヒーのダブル摂取の人をみかけますが、
そういう人は日頃から不安が高く、イライラしやすいように思います。
アルコールも飲み会の翌日、二日酔いの時にパニック発作が頻発するように、
飲んでいるときは抗不安作用で気持ちが高揚しても、
飲んだ後に急速に抗不安作用が消えるため、不安や憂鬱感を強めてしまい、
かえってパニック発作を促し、アルコール依存症にもなりやすいのです。

ニコチン・コーヒー・アルコールは、主食や食事の一部ではなく、
好き嫌いの世界であり、麻薬中毒の世界と同じと思うと理解しやすくなります。
そのような方には、一応禁止をお勧めしますが、個人の自由であるので、
無理にはそれ以上勧めません。 しかし、元気で長生きしたい方は、
是非、止められるのをお勧めします。


では、次回は、チョコレートによるパニック発作=反応性低血糖

世界をご案内いたします。

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