高齢者の発達障害
2013-06-16
カテゴリー: こころの先生のブログ
患者さんの大半が10代~30代のクリニックなので、
高齢者は数えるほどしか診てないし、そう多くの来院もない。
ただ、たまにおいでになる新患の中に確実に発達障害の診断がつく方がいる。
昔は、風変わりな高齢者の言動は加齢現象だと思っていたし、
認知症の一部だと信んじていた。
しかし、10代の発達障害を診るようになり、その特性に親しむにつれて、
それは大人になっても変わらないし、高齢になっても基本的には同じなんだとわかってきた。
発達障害でも、主として広汎性発達障害をもつ親が高齢化すると、
家族の関わり方が普通の家とは若干異なってくる。
本当は、当人が一番苦しんで生きてきたのだろうが、
医者がそれをわかってあげてくれと家族に言っても「今さら」となる。
それでも言うようにしなくてはならないだろう。
いつかはおとずれる家族の納得のために。
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