"フラッシュバック”を取り除きたい
2021-07-08
カテゴリー: クリニックからのお知らせ
ふとした時に、スッと昔のイヤな体験を思い出す、”フラッシュバック”という現象。
過去のトラウマ反応の一種だと考えられていますが、意外に悩まされている人が多いのではないでしょうか。
私の外来でも、気分のアップダウンの激しい人と、自閉性の傾向のある人によく見られます。不登校のお子さんは、ほとんどが”フラッシュバック”を持っています。
この、”フラッシュバック”があると、集中力が下がって勉強が出来なくなります。
楽しいハズの時間なのに、急に過去のヤな記憶に占拠されてしまい、ちっともくつろいだ気持ちになれない現象が起きてしまいます。
若い時代は特に、このヤな記憶に深入りしてお付き合いしてしまい、乖離(かいり)という、「まったく別のドラマの主人公になってしまい、急に声をかけられたりすると、ドキッとして我に返る」現象が起きたりします。
このヤな”フラッシュバック”を取り除くことが、若い人のメンタルヘルスにとても大切だと痛感しています。
なぜなら、苦手な科目や嫌な教科を勉強すると、このフラッシュバックを引っ張ってくるからです。その為、受験勉強がはかどらない、胃が痛い、頭が痛い、下痢をするなど、他の症状が出てきてしまうのです。
もし、どうしても困っている人が居たらご相談ください。
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