もう死んでしまいそう

2021-11-01

昨年は、年間の自殺者が3万人を超えたそうです。

例えば、女性の方が、「もう死んでしまいそう」や、「もう死にそう」という時は、本当につらい時でしょうか?

実はちょっと違うように思います。

「死にたい」という言葉は、自殺を連想させる言葉で、その自殺の原因は「虚しさ、寂しさ」に覆われることですが、

「死にそう」は、「これ以上考えきれない」状態を表します。ここで「もう死んでしまいそう」に至っては、充実感を表す事さえあるでしょう。

「死にたい」と「もう死んでしまいそう」の違いは、連続性で、「脳でずっと考えている」かと、「何も考えない状態」の差でしょう。

病気の脳は、休まないから「死にたい」になります。

ですが、心穏やかな脳は、停止しているので「もう死んでしまいそう」になります。

このように考えると、自殺の予防は、言葉を変えて「ほんのちょっと死んでみる」事ではないかと思うのです。「死にたい」と言う前に、独り言で、「ちょっとだけ死んでみるかな?」と呟いてみる感じです。そうすると、頭の中がリセットされて、すこし余裕が出てくるんです。

過去の記事一覧

2024年の記事
2023年の記事
2022年の記事
2021年の記事
2020年の記事
2019年の記事
2018年の記事
2017年の記事
2016年の記事
2015年の記事
2014年の記事
2013年の記事
2012年の記事
2011年の記事
2010年の記事
2009年の記事