リワークデイケアをめぐる地域医療の変化と、当院の取り組みについて
令和7年7月11日、当院は、独立行政法人 国立病院機構 別府医療センター様より、「精神科デイケア閉鎖のお知らせ」を正式に受け取りました。
別府医療センター様は、これまで長年にわたり、精神科医療の一翼を担い、地域に大きな貢献をされてこられました。
その多大なる尽力とご努力に対し、心より敬意を表します。
◆ 地域の精神科医療に起きている変化
近年、全国の医療機関では、精神科医療の構造が大きく変わりつつあります。
特に大規模な病院や大学病院では、急性期治療や身体合併症への対応に重点が置かれ、
その影響として、デイケアやリワーク(復職デイケア)といった中間的・生活支援的な医療サービスの縮小や再編が進んでいる現状があります。
今回の閉鎖も、そうした制度や体制の変化に伴う一環であり、
公的医療機関においてもリワーク支援の継続が困難になりつつある現実を、私たちは静かに、しかし深く受け止めています。
◆ 当院が大切にしているリワーク支援のかたち
当院では、単に「デイケアを提供する」だけではなく、
以下のような一貫した支援体制を整え、日々診療にあたっております:
• 精神科専門医による外来診療と病状の病理的観察
• 休職診断書や傷病手当金、症状報告書等の書類対応
• 精神科デイケアでの生活・対人機能の再構築
• ご本人の希望と状況に応じた復職の調整と支援
• 必要に応じた職場側(産業医・人事担当等)との間接的連携
このように、「休職前」「休職中」「復職時」「復職後」まで、すべての段階を当院で継続的に支えることが私たちの方針です。
◆ 「地域の中で支え続ける場所」として
制度が変わっても、仕組みが揺らいでも、
心の不調から回復し、社会に戻ろうとする人の歩みは、決して途切れてはなりません。
当院は、そうした方々にとって、安心して相談できる場所、
信頼して継続的に支援を受けられる医療機関でありたいと考えています。
◆ ご相談をお考えの方へ
現在、リワークデイケアのご利用をご検討中の方、
または休職・復職についてお悩みの方は、まずは外来診療にてご相談ください。
当院では、外来診療とデイケアが一体となった医療体制をとっており、
他院通院中の方の「デイケアのみ」のご利用はお受けしておりません。
これは、医療的責任と一貫したサポート体制を大切にしているためです。どうぞご了承ください。