些細な言葉に、敏感に反応しすぎていませんか?<後編>

2018-11-17

カテゴリー: 院長インタビュー

聞き手
聞き手

この記事は<前編>からの続きです。<前編>はこちらからご覧いただけます。

新型うつ病という言葉を、最近よく聞きますが、ほかにどのような症状がありますか?


院長
院長

良くあるのが、夕食後にまた食べる過食症、その結果起きる不眠症と翌日の倦怠感(鉛のような体の重さ)、外罰性、休みや週末になると元気が良くなる。などが代表的です。


聞き手
聞き手

なんだか興味深い病気ですね。


院長
院長

はい。
そもそも拒絶過敏性の原因は、対人恐怖とプライドの高さと考えられます。
ここで言う対人恐怖とは、
「自分の能力が劣っていると相手に感じられたのではないか?」
「自分の容姿が劣っていると相手に感じられたのではないか?」
と、不安に駆られる現象なんです。


聞き手
聞き手

プライドの高さとは何か、もう少し詳しく教えてくださいませんか?


院長
院長

「1番でないといけない」とか、
「人より優れていないといけない」
このような考え方が背景にある場合が多く、自分自身に大きなストレスを感じてしまいます。
人と比較するのではなく、自分自身のもつ価値そのものを再確認する事が原点です。


聞き手
聞き手

そうなんですか。
ところで、「プライド」は「自尊心」と同じ意味でしょうか?


院長
院長

少し違うと思います。
自尊心とは「どんな環境でも生き延びる」「やりぬく事」という事を指します。
他方、プライドは、刹那的な「馬鹿にされたくない」「低く見られたくない」という心理感情です。
よりよく、集団に適応するためにはプライドではなく、自尊心≒「生き抜くという姿勢」の方が大切になってくるのです。

聞き手
聞き手

「生き抜く」ということはどういう事なんでしょうか?


院長
院長

同時に2つのことができない、1つのことしかできない、「不器用さ」を強みに変える生き方です。

聞き手
聞き手

不器用さが強みになるのでしょうか?


院長
院長

はい。
1つの事しかできない不器用さをコツコツと続けることは、人に信頼を与えます。
そして、長い時間経過の中で「賢い女性」「賢い男性」という評価に置き換わっていきます。

聞き手
聞き手

わかりやすく言うとどういう事でしょうか?


院長
院長

1970年代から1980年代に、大スターだった山口百恵さんは、人気絶頂の時に結婚し芸能界を引退しています。これはある意味では、不器用な選択・生き方であったかもしれませんが、今では「賢い女性」の代名詞に彼女はなっています。

このように、同時に2つ3つのことが出来る器用さを前面に出すよりも、1つの事しかできない不器用さを演じる方が結果として成功に結び付く例がいくつもあります。

聞き手
聞き手

そうなんですね!なんだか自信が出てきました!


院長
院長

そうなんです。
自分にうそをつかない、ありのままの自分、等身大の自分で生きることが、何よりも楽なんです。

聞き手
聞き手

わかりました。ありがとうございます。

このお話を伺うきっかけになった、私の友達からの相談はいかがでしょうか?

「困った部下のことで相談を受けました。
部下の企画書にほんの少し注文というかアドバイスをしたところ、急に泣き出し、過呼吸になってしまったそうです。そして、翌日連絡も無く欠勤してしまったそうなんです。
このような状態に対して職場ではどのように対応したらいいのでしょうか?」


院長
院長

保守的な対応に心がけます。
常識的なことを繰り返し説明するようにします。
そうすることで、熱くならないように心がければ、十分でないでしょうか、職場レベルでは。
敵か味方かわからないようにしておく距離感が大事でしょう。


聞き手
聞き手

距離感・・・なるほど。
ありがとうございました!


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